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20200815 赤城山 暑い、でも登った

 30度を超す猛暑の中、赤いロードスターのトップを開けて、林の中を疾走する。風が薄い髪をなびかせ、心地よい。3年前の盲腸手術、2年前の両眼白内障手術と病気知らずの僕にとって苦闘の3年であった。毎朝のランニングもできず、歩く速度は妻より遅くなり、ゴルフがやっとの人生である。しかし、デナリ登頂、モンブラン登頂、キリマンジェロ登頂の過去の映像を求めて、ふと思い立ち、出発前の車の中で100名山の未踏峰を地図で探し、何とか登れそうな赤城山に焦点を絞り、530にリュックを助手席に乗せ出発。途中のコンビニで食料と飲み物を調達し、昔の毎週末、山通いをしていた頃をなんとなく思い出しながら、赤城山大沼に到着。初めての山であるが、天気も快晴で、故郷に帰ったような安堵感がある。

 赤城山駒ケ岳登山道は駐車場の向かいである。820登山開始。急登をあえぎながら登り、最初はこれならいけると気分は良好であった。近くに猿も出迎えてくれた。ところがどっこい、駒ケ岳を過ぎ、赤城山最高峰黒檜山の登りで足が前に出ない。下りのことも考えると不安がよぎる。でも、デナリで死ぬ思いをした苦しさと昔の根性を思い出し、一歩一歩登っていく。2時間かけてやっと頂上である(1030)。頂上には山ギャルも含め、若い人と中高年夫婦が多い。スマホで自撮りをしていると、若い女子カップルと若い男の子2人にそれぞれ写真撮影を頼まれた。近くに何人も登山者がいるのに、なぜ僕に声をかけるのか、ちらっと脳裏をかすめたが、人に好かれやすいのかなといつもの僕の性格で、前向き、好意的に考え、笑顔で写真を撮ってあげる。50分ほどコンビニパンを食べて休み、黒檜山を大沼に向かって下る(1120)。岩が出ている歩きにくい下りである。膝が持つか心配であったが慎重に一歩一歩降りていく。なんとか1250下山である。

 久しぶりの72歳の山登りであったが、なんとか気力で登った。まだまだ、挑戦できるかな。こういう気持ちが危険なのを承知の上で、さらに挑戦していこう。




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