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執筆者の写真Yasuhiko Iino

明けましておめでとうございます。20190107

 あだち江北メディカルクリニックでは1月2日から透析を行っています。内科外来も1月7日からスタートです。腎臓専門医の山口先生が外来を担当していますのでよろしくお願いします。今日はインフルエンザの透析患者さんがいらしゃいました。感染を防ぎながら治療を行っています。

 舎人ライナーの江北駅のすぐそばに神社があります(写真)。胡録神社です。もともとは南千住にある神社で1561年上杉謙信の家臣高田嘉左ヱ門が川中島の合戦で敗れ、当地に住み祭った神社のようです。江北にあるのはその支店かな?患者さんと職員の幸せのために手を合わせてきました。

 1月3日号のNEJM(ニューイングランドジャーナルオブメディシン)にビタミンDの論文が出ていました。透析患者さんは腎臓でビタミンDが活性化されないため、ビタミンD不足になります。そこでほとんどの透析患者さんに投与していますが、そのビタミンDが癌の発生を抑えたり、動脈硬化を抑えて心臓死を少なくするのではないかと考えている医療者もいます。そこで今回は数万人の人にビタミンDを投与した群と投与しない群でがんの発生率と心臓死を調査しています。残念ながら、どちらも有意差がない(つまり、効かない)という結論でした。ビタミンDは寿命を延ばすとかいろいろと言われています。今回は癌と心臓病には効かないとの結論です。しかし、透析患者さんではビタミンDが必要な場合がありますので、処方されたら服用してください(もちろん自分で調べて飲まない選択もあります)。

 今年も1年よろしくお願いします。なるべくブログを書くようにします(カウントダウンの人生なので)。



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