11月23日に関原健夫さんが73歳で亡くなりましたと日経が今日報じています。と言っても知らない方も多いと思いますが、元みずほ信託銀行副社長のかたです。でも、僕が知り合ったのは、HSP-東大医療政策人材養成講座3期生で一緒に一年間勉強した同期生だからです。日本医科大学教授の時に日本の医療を変革して良い医療をしようと参加した勉強会です。週1回勤務が終了後、夜中まで討論をしましたし、フィールドワークもしました。今でも仲間とメディアドクターという会を続けています(医療情報を正確にメディアが伝えているかを検証する会です)。HSPは、日本の医療を改革するために、4つのステークホルダー(医療者、患者、メディア、行政の4つ)が同じ人数で日本の医療の問題点を討論しプロダクトを出す勉強会です。厚労省の若手や新聞記者の方とも懇意になりました。WHOの委員でジュネーブに行った時も同期生の厚労省の方とレマン湖の畔で日本の将来を語り合った時もありました。
関原さんは温厚で紳士で僕とも気があいました。”がん六回、人生全快”という本を書いています。ぼくも頂いたサイン入りの本を大切に本棚に置いてあります。がんを克服した方ということで有名ですね。でも、心筋梗塞も患い、たまたま近くの病院で助かったというエピソードも語ってくれました。もっと年齢的に先輩だと思っていましたら、死亡記事には73歳と書いてあります。僕と2歳しか違わないのです。もっと社会に貢献できる方だと思っています。惜しい方をなくしました。僕もそろそろ人生の終活を考えなければと思っていますが、最期まで、できるだけ社会のために医療分野で貢献したいと思います。
関原健夫さんのご冥福をお祈りいたします。
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