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執筆者の写真Yasuhiko Iino

風邪の時期です。インフルエンザに注意しましょう。11月20日

 インフルエンザの予防には、手洗い、うがい、マスク着用、十分な睡眠、予防接種などがあります。感染は、接触感染(ウイルスがついたものに触る)と飛沫感染(咳やくしゃみから吸い込む)があります。人ごみを避けることが重要ですが、透析患者さんは週3回クリニックで透析を受けるため、感染の機会が増加します。なるべくマスクをして、咳エチケットを守ってください。

 10月にでたヨーロッパ呼吸学会誌(European Respiratory Journal )に面白い論分が載っていました。われわれはよく鼻をほじったり、触ったりしますね。これは感染の機会を増加させるのでやめましょうという論文です。肺炎球菌のついた手で鼻を触ったり、ほじったりすると感染するという結果です。透析患者さんや透析に従事する職員は予防接種をしていますので、感染しにくいのですが、それでも感染することがあります。感染した場合クリニックでは感染のための特別な透析室がありますので、他の患者さんに感染しないように注意します。でも、ドアのノブとかエレベーターのボタンとかにウイルスや細菌がついていると、指に付着します。その指で鼻を触ったり、ほじったりすると移ってしまいます。

 なるべく鼻には指で触らないような癖をつけておきましょう。

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